Jooni

An exemplary photo of a Premna bonsai

Premna

2 種類

種類

Premna microphylla Premna obtusifolia

プレムナ(ハマクサギ属。和名ハマクサギの Premna microphylla や、P. obtusifolia の名でも流通する Premna serratifolia など)は、東アジアや東南アジアで盆栽として人気の高い亜熱帯性の低木です。温帯地域ではプレムナ盆栽を室内や暖かい温室で管理し、夜の気温が10°Cを上回る夏の間だけ屋外に出します。熱帯・亜熱帯では一年中屋外で育てられます。強剪定に耐えてよく芽吹くので初心者にもある程度向いていますが、暖かさ、十分な光、高い湿度が必要です。

ごつごつとした趣のある幹と自然な枯れ枝(ジン・シャリ)、剪定によく反応する光沢のある小さな葉、回復の早さが魅力です。葉をもんだり枝を切ったりすると独特の強いにおいがしますが、これはまったく正常です。

早わかり Premna microphylla

難易度
中級者向け
置き場所
屋外(冬は室内)
日当たり
日なた〜半日陰
水やり
多め
最低温度
10°C
葉の性質
半常緑

肥料

春から晩夏まで、バランスのよい液体肥料を1〜2週間に1回、または有機固形肥料を月に1回施します。プレムナは生育が旺盛で、暖かく明るい時期には多くの養分を使います。

  • 窒素の多い肥料は、弱く間延びした枝と大きな葉の原因になるので避けます。
  • 冬は成長が続いている場合に限り、液体肥料を月1回だけ与えます。
  • 光の弱い室内では成長が遅くなるので、施肥を控えめにします。

配置

プレムナは暖かさ、強い光、湿度を必要とし、10°C以上を保つようにします。夏に屋外に出すときは日なたか、真昼の強い日差しだけを軽く遮る場所に置き、葉焼けしないよう少しずつ外の環境に慣らします。

室内ではいちばん日当たりのよい窓辺か植物用ライトの下に置き、暖房器具や冷たいすきま風から離します。湿度トレイと風通しのよさが健康を保ちます。葉が落ちるのは、場所が寒すぎる、暗すぎる、乾燥しすぎているという最初のサインです。

剪定

新梢に新しい葉が4〜6対ついたら、1〜2対を残して切り戻します。プレムナは古い枝からもよく芽吹くので、強剪定にもよく耐えます。

  • 太い枝の強剪定は、傷がもっとも早くふさがる夏に行います。
  • 枝の付け根の膨らみに沿って切り、切り残しを作らず、大きな切り口には癒合剤を塗ります。
  • 柔らかい材が裂けないよう、よく切れる清潔な道具を使います。

幹や枝は自然にねじれて育ち、剪定だけでもよく形が整うので、針金をたくさんかける必要はほとんどありません。針金は若い枝にだけかけ、樹皮に跡がつく前に外します。

植え替え

植え替えは2年に1回、暖かくなり樹が勢いよく育っている晩春から初夏に行います。根の整理は全体の3分の1までにとどめます。

用土は赤玉土、軽石、溶岩石を混ぜた水はけのよいもので、pHは弱酸性から中性(6〜7程度)にします。鉢底穴の大きな鉢を選び、植え替え後2週間ほどは暖かく、明るい日陰で、湿度の高い環境に置きます。

水やり

成長期のプレムナは水をよく欲しがります。表土が乾き始めたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり与えます。ただし用土が水浸しにならないようにします。

冬は回数を減らしますが、用土を完全に乾かさないようにします。乾燥した室内では葉水が効果的です。夜までに葉が乾くよう、朝に行いましょう。

季節ごとの管理

  • 春: 気温が上がり成長が再開したら、1〜2週間ごとの施肥に戻します。伸びた枝は1〜2対の葉を残して切り戻し、2年ごとの植え替えは暖かくなった晩春に行います。
  • 夏: 最も成長する時期で、傷が早くふさがるため太い枝の強剪定に最適です。たっぷり水を与え、日なたか真昼だけ軽く日を遮る場所に置き、湿度を高く保ちます。
  • 秋: 日が短くなるにつれて成長がゆっくりになります。夜の気温が10°Cを下回る前に室内へ取り込み、いちばん日当たりのよい場所に置きます。
  • 冬: 10°C以上を保ち、いちばん日当たりのよい窓辺か植物用ライトの下で、暖房器具やすきま風から離して管理します。成長が続いている間だけ月1回施肥し、水やりは回数を減らしますが、用土を完全に乾かさないようにします。

よくあるトラブル

プレムナのトラブルの多くは、寒さ、室内の乾燥、用土の過湿が原因です。

  • 急な落葉: 主な原因は10°C未満の低温、冷たいすきま風、光不足、空気の極端な乾燥です。暖かく明るい場所に移し、湿度トレイや葉水で湿度を上げれば、たいてい新しい葉が出てきます。
  • ハダニ: 暖かく乾燥した部屋で、細かいクモの巣と白っぽくかすれた葉が現れます。葉を洗い流し、湿度を上げ、被害が続くときは殺ダニ剤を使います。
  • アブラムシ・カイガラムシ・コナカイガラムシ: 柔らかい新芽に集まって汁を吸い、べたつく甘露を残します。拭き取るか洗い流し、殺虫石けんやマシン油で防除します。
  • 根腐れと葉のカビ: 過湿の用土は勢いのある根を腐らせ、夜まで葉に残った水は斑点病を招きます。表土が乾き始めてから水を与え、葉水は朝に行います。