施肥
春から初秋までは、バランスのよい液体肥料を1〜2週間ごとに与えるか、固形の有機肥料を4〜6週間ごとに置きます。生長の早いジャカランダは養分を多く使いますが、肥料が多すぎると節間が伸び、葉が大きくなりすぎます。
生長が鈍るか止まる 冬は施肥しません。施肥は木を健康に保ちますが、若い盆栽を開花させることはできません。花は成熟した木にしか咲かず、小さな鉢ではまれです。
配置
ジャカランダはできるだけ多くの光を必要とし、生育期には1日6時間以上の直射日光が理想です。春から秋は屋外に置き、若木は猛暑のときだけ午後の強い日差しから守ります。
- 夜の気温が10°Cを下回る前に室内へ取り込み、霜には決して当てないでください。
- 冬は約15〜20°Cを保ち、いちばん日当たりのよい窓辺に置きます。暖房器具やエアコンの風からは離し、必要なら植物育成ライトを補います。
- 霜の降りない亜熱帯の気候では、一年中屋外に置けます。
- 晩冬から春にかけて、新芽が出る前に多くの葉を落とすことがありますが、正常です。
剪定
ジャカランダは生長が早く、長くまばらな枝になりやすいため、枝数を増やすには定期的な剪定が必要です。骨格の剪定は芽が動き始める春に行い、生育期を通して手入れを続けます。
- 新梢が4〜5対の葉を開いたら、2対 を残して切り戻します。
- 葉のバランスを保つため、特に大きな葉を取り除きます。
- 枯れ枝、傷んだ枝、交差する枝はいつでも切り取ります。
若い枝にはアルミ線か銅線を掛け、なめらかな樹皮に跡が残りやすいので、遅くとも約3か月以内に外します。直幹や箒作りのようなシンプルな樹形が、この木の自然な姿によく合います。
植え替え
若木は 2年ごと、成木は3〜5年ごとに、暖かくなり芽が動き出す直前の春に植え替えます。赤玉土に軽石と溶岩石を混ぜた、水はけがよく弱酸性の盆栽用土を、排水穴の十分な鉢に使います。
根鉢の周りをていねいに扱いながら、根の量の約3分の1を切り取ります。植え替え後は新芽が出るまで、暖かく直射日光の当たらない場所で、用土の湿り気を均一に保ちます。
水やり
用土は 常に適度な湿り気を保ち、過湿にはしない ようにします。根鉢が乾くと葉が縮れて茶色くなり落ち、湿りすぎると根が腐って葉が黄ばみます。
表土の1〜2cmが乾いたらたっぷり与え、余分な水は鉢底から流します。夏はほぼ毎日必要になりますが、冬の室内ではずっと少なくてすみます。暖房で乾燥した部屋では、湿度トレーが役立ちます。
季節ごとの管理
- 春: 芽が動き始めたら若木を植え替えて骨格の剪定を行い、夜温が10°C以上で安定したら屋外に出します。新梢が出たら1〜2週間ごとの施肥を始めます。
- 夏: 1日6時間以上直射日光の当たる場所に置き、根鉢が乾かないよう頻繁に水を与えます。新梢が4〜5対の葉を開いたら、2対に切り戻します。
- 秋: 初秋で施肥を終え、夜温が10°Cを下回る前に室内へ取り込みます。いちばん日当たりのよい窓辺に置き、樹皮に跡がつく前に針金を外します。
- 冬: 約15〜20°Cの明るい場所で、暖房器具やエアコンから離して管理し、施肥はしません。落葉は正常です。水やりは減らしますが、用土を乾かしきらないようにします。
よくあるトラブル
ジャカランダ盆栽のトラブルの多くは、光、温度、水やりのバランスに関係しています。
- 葉が縮れて茶色くなり落ちる: 根鉢が乾いたことが原因です。たっぷり水を与え、用土をこまめに確認し、暖房の効いた部屋では湿度トレーを使います。
- 葉の黄変と根腐れ: 過湿な用土が原因で、生長が鈍る冬によく起こります。水やりの間に表土を少し乾かし、鉢の水はけを確保します。
- 葉が大きく枝が長く徒長する: 冬の室内での日照不足や、肥料のやりすぎが主な原因です。いちばん明るい窓辺に移すか植物育成ライトを補い、伸びすぎた枝は春に切り戻します。
- アブラムシ、カイガラムシ、コナジラミ、ハダニ: 空気が乾燥した室内でよく発生します。葉裏や枝を定期的に確認し、葉を洗い流して殺虫用石けんやオイル剤で防除します。
- 花が咲かない: 若い盆栽では正常です。ジャカランダは成熟してから咲き、小さな鉢ではまれにしか咲きません。肥料を与えすぎず、木を健康に保って葉姿を楽しみましょう。