肥料
春に葉が開いてから晩夏まで施肥します。バランスのよい有機肥料を、固形肥料なら4〜6週間ごと、薄めた液肥なら2週間ごとに与えます。
仕上げ段階の木では窒素を控えめにします。多肥にすると枝が徒長し、葉がさらに大きくなります。初秋には施肥をやめ、休眠中の木には決して与えません。
配置
ハシバミは一年中屋外の日なたか半日陰に置きます。暑い夏は、午前中に日が当たり午後は軽く日陰になる場所が最適です。葉が薄く、用土が乾くとすぐに葉焼けします。
耐寒性は十分ですが、鉢植えの根は**-10°Cを下回るとき**に、鉢を地面に埋める、マルチングする、無暖房の物置に入れるなどして保護します。雄花は冬の終わりに開き、霜にも耐えます。
剪定
ハシバミは強い剪定によく反応し、古い枝からも芽吹きます。骨格づくりの剪定は冬の終わり、芽が開く前に行い、大きな切り口には癒合剤を塗ります。
- 生育期は新梢を4〜6枚まで伸ばし、1〜2枚残して切り戻します。
- 株立ちに仕立てる場合を除き、株元から出るひこばえはこまめに取り除きます。
- 接ぎ木のコントルタでは、台木から出るまっすぐな枝をすぐに取り除きます。
葉を小さくするには、大きな葉を半分に切るか、健康な木なら初夏に部分的な葉刈りを行います。若い枝への針金かけは春か夏に行い、樹皮に跡がつきやすいのでこまめに確認します。
植え替え
若木は2年に1回、古木は3〜4年に1回、芽が開く直前の早春に植え替えます。根の勢いが強く、根の量の3分の1まで切っても耐えます。
赤玉土に軽石と少量の有機質を混ぜた、水はけのよい盆栽用土を使います。pHにはうるさくなく、中性から弱アルカリ性(pH 6〜7.5程度)の用土でもよく育ちます。
水やり
ハシバミは用土が均一に湿った状態を好み、大きな葉から多くの水分が失われるため、夏は毎日状態を確認します。表土が乾き始めたらすぐにたっぷり与えますが、常にじめじめした状態は避けます。
水切れするとすぐに葉がしおれ、縁が茶色くなります。冬は用土がわずかに湿っている程度に保ちます。
季節ごとの管理
- 春: 芽が開く直前に植え替え、葉が開いたら施肥を始め、新梢は伸ばしてから切り戻します。
- 夏: 暑い日は毎日水やりし、猛暑時は午後に日よけをします。新梢を1〜2枚に切り戻し、ひこばえを取り、大きな葉を小さくします。
- 秋: 葉は黄葉してから落ち、翌年の雄花の蕾がすでに見えています。施肥をやめ、落葉に合わせて水やりを減らします。
- 冬: 屋外で休眠させ、-10°Cを下回るときは鉢を保護します。冬の終わり、雄花が咲いている頃に骨格づくりの剪定を行います。
よくあるトラブル
ハシバミは丈夫ですが、次のようなトラブルがよく見られます。
- 葉が大きい: 多肥と伸ばしっぱなしの枝で葉が粗くなります。施肥を控え、新梢を早めに切り戻し、大きな葉は半分に切ります。
- ひこばえ・台芽: 株元からの新しい枝は主幹を弱らせ、接ぎ木のコントルタでは台木からまっすぐな枝が出ます。見つけ次第取り除きます。
- うどんこ病: 晩夏に葉が白い粉で覆われます。風通しをよくし、葉にかけず株元に水をやり、病葉を取り除きます。
- アブラムシ: 新梢の葉が縮れ、べたつく甘露がつきます。水で洗い流すか、殺虫石けんで駆除します。
- ハシバミメフクレダニ: 丸くふくらんで開かない芽は、微小なダニが原因です。冬にふくらんだ芽を摘み取って処分します。