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An exemplary photo of a Flame Tree bonsai

Flame Tree

1 種類

種類

Delonix regia

ホウオウボク(鳳凰木、英名ロイヤルポインシアナ・フランボヤン、Delonix regia)は、マダガスカル原産の熱帯樹で、緋色の花とシダのように繊細な羽状の葉で知られています。ホウオウボク盆栽を一年中屋外で育てられるのは熱帯・亜熱帯地域だけで、それ以外の地域では夏は屋外の日なたに、冬は明るく暖かい室内に置きます。種から早く育ち、剪定にもよく反応するので、十分な暖かさと光を用意できれば初心者から中級者まで楽しめます。

鉢の中で自然に細かくなる2回羽状複葉と、横に広がる傘形の樹冠が特徴です。ただし盆栽で花を咲かせるのは難しく、強い日差しの下で育てた古い木に限られることがほとんどです。

早わかり Delonix regia

難易度
中級者向け
置き場所
屋外(冬は室内)
日当たり
日なた
水やり
普通
最低温度
10°C
葉の性質
半常緑

施肥

活発に育つ晩春から晩夏まで、たっぷり施肥します。バランスのよい液体肥料(例:10-10-10)を1〜2週間に1回、または代わりに有機固形肥料を月に1回施します。

  • 冬は、室内でも成長が続いている場合に限り、半分の濃度で月1回施します。葉の大半を落としているときは施肥しません。
  • リン酸を増やしても若い盆栽は咲きません。開花は主に樹齢、樹の大きさ、強い日差しで決まります。

配置

ホウオウボクは高温と1日6時間以上の直射日光を必要とします。夜の気温が15°Cを超えている間は屋外の日なたに置き、細かい葉を傷める強風からは守ります。熱帯・亜熱帯地域なら一年中屋外で育てられます。

冬は室内のいちばん日当たりのよい窓辺に置き、光が弱ければ植物用ライトで補います。15〜20°Cが理想で、10°Cを下回らないようにします。暖房で乾燥した部屋では、湿度トレイが役立ちます。

剪定

骨格づくりや強剪定は、冬の休眠が終わり、暖かくなって新芽が動き出したころに行います。葉の少ない時期は枝の構造がよく見えます。夏は勢いのある新梢を2〜3枚の葉を残して切り戻し、枝数を増やして傘形の樹冠を作ります。

  • 一度に取り除く葉は全体の3分の1までにします。
  • 交差する枝を取り除き、内側をすかして光が入るようにします。
  • 針金かけは晩春から夏に若い枝に行い、薄い樹皮はラフィアで保護します。幹が早く太るので、こまめに点検しましょう。

植え替え

若木は毎年、成木は2年に1回、夜も暖かくなり成長が始まった晩春に植え替えます。寒い時期に根をいじると大きく弱ります。

用土は赤玉土、軽石、溶岩石を混ぜた水はけのよいもので、pHは弱酸性から中性にします。根は最大3分の1まで整理し、浅く広い鉢を選び、植え替え後1週間ほどは強い日差しを避けます。

水やり

成長期は毎日用土を確認し、表面が乾き始めたらたっぷり与えます。常に適度な水分が必要ですが、水はけが悪いと根がすぐに腐ります。

冬、特に葉が落ちたあとは水やりを控えめにし、表面が乾いてから次の水を与えます。ただし根鉢を完全に乾かしてはいけません。水は室温程度のものを使い、硬度の高い水は避けます。

季節ごとの管理

  • 春: 暖かくなって新芽が動き出したら強剪定し、夜も暖かい晩春に植え替えます。新しい葉が出たら定期的な施肥を再開します。
  • 夏: 屋外の日なたで1日6時間以上直射日光に当て、強風から守り、毎日用土を確認します。勢いのある新梢をこまめに切り戻し、若い枝に針金をかけます。
  • 秋: 夜の気温が15°C前後を下回る前に室内へ取り込み、いちばん日当たりのよい窓辺に置きます。成長が鈍るにつれて水やりと施肥を減らします。
  • 冬: 15〜20°Cを保ち、10°Cを下回らないようにし、光が弱ければ植物用ライトを使います。葉を多く落とすことがあるので水やりは控えめにし、成長が続いている間だけ半分の濃度で月1回施肥します。

よくあるトラブル

ホウオウボクのトラブルの多くは、寒さ、光不足、過湿が原因です。

  • 室内での落葉: 光不足、冷たいすきま風、10°C未満の低温で小葉が黄色くなって落ちます。いちばん明るく暖かい場所に置き、植物用ライトを足し、湿度トレイで湿度を上げます。
  • 根腐れ: 冬に冷たく湿った用土が続くと、根がすぐに腐ります。表面が乾き始めてから水を与え、葉がない間は水やりを大幅に減らします。
  • ハダニ: 暖かく乾燥した室内で増え、細かい小葉が白っぽくかすれたようになります。定期的に葉水をかけ、湿度を上げ、必要なら殺ダニ剤を使います。
  • コナカイガラムシ・カイガラムシ: 枝や葉の付け根の白い綿状の塊や茶色い粒が樹を弱らせます。アルコールを含ませた綿棒で取り除き、多い場合はマシン油で防除します。
  • 徒長: 光が足りないと枝が間延びし、葉と葉の間隔が広がります。夏はできるだけ日に当て、徒長した枝は春に強く切り戻します。