施肥
活発に育つ晩春から晩夏まで、たっぷり施肥します。バランスのよい液体肥料(例:10-10-10)を1〜2週間に1回、または代わりに有機固形肥料を月に1回施します。
- 冬は、室内でも成長が続いている場合に限り、半分の濃度で月1回施します。葉の大半を落としているときは施肥しません。
- リン酸を増やしても若い盆栽は咲きません。開花は主に樹齢、樹の大きさ、強い日差しで決まります。
配置
ホウオウボクは高温と1日6時間以上の直射日光を必要とします。夜の気温が15°Cを超えている間は屋外の日なたに置き、細かい葉を傷める強風からは守ります。熱帯・亜熱帯地域なら一年中屋外で育てられます。
冬は室内のいちばん日当たりのよい窓辺に置き、光が弱ければ植物用ライトで補います。15〜20°Cが理想で、10°Cを下回らないようにします。暖房で乾燥した部屋では、湿度トレイが役立ちます。
剪定
骨格づくりや強剪定は、冬の休眠が終わり、暖かくなって新芽が動き出したころに行います。葉の少ない時期は枝の構造がよく見えます。夏は勢いのある新梢を2〜3枚の葉を残して切り戻し、枝数を増やして傘形の樹冠を作ります。
- 一度に取り除く葉は全体の3分の1までにします。
- 交差する枝を取り除き、内側をすかして光が入るようにします。
- 針金かけは晩春から夏に若い枝に行い、薄い樹皮はラフィアで保護します。幹が早く太るので、こまめに点検しましょう。
植え替え
若木は毎年、成木は2年に1回、夜も暖かくなり成長が始まった晩春に植え替えます。寒い時期に根をいじると大きく弱ります。
用土は赤玉土、軽石、溶岩石を混ぜた水はけのよいもので、pHは弱酸性から中性にします。根は最大3分の1まで整理し、浅く広い鉢を選び、植え替え後1週間ほどは強い日差しを避けます。
水やり
成長期は毎日用土を確認し、表面が乾き始めたらたっぷり与えます。常に適度な水分が必要ですが、水はけが悪いと根がすぐに腐ります。
冬、特に葉が落ちたあとは水やりを控えめにし、表面が乾いてから次の水を与えます。ただし根鉢を完全に乾かしてはいけません。水は室温程度のものを使い、硬度の高い水は避けます。
季節ごとの管理
- 春: 暖かくなって新芽が動き出したら強剪定し、夜も暖かい晩春に植え替えます。新しい葉が出たら定期的な施肥を再開します。
- 夏: 屋外の日なたで1日6時間以上直射日光に当て、強風から守り、毎日用土を確認します。勢いのある新梢をこまめに切り戻し、若い枝に針金をかけます。
- 秋: 夜の気温が15°C前後を下回る前に室内へ取り込み、いちばん日当たりのよい窓辺に置きます。成長が鈍るにつれて水やりと施肥を減らします。
- 冬: 15〜20°Cを保ち、10°Cを下回らないようにし、光が弱ければ植物用ライトを使います。葉を多く落とすことがあるので水やりは控えめにし、成長が続いている間だけ半分の濃度で月1回施肥します。
よくあるトラブル
ホウオウボクのトラブルの多くは、寒さ、光不足、過湿が原因です。
- 室内での落葉: 光不足、冷たいすきま風、10°C未満の低温で小葉が黄色くなって落ちます。いちばん明るく暖かい場所に置き、植物用ライトを足し、湿度トレイで湿度を上げます。
- 根腐れ: 冬に冷たく湿った用土が続くと、根がすぐに腐ります。表面が乾き始めてから水を与え、葉がない間は水やりを大幅に減らします。
- ハダニ: 暖かく乾燥した室内で増え、細かい小葉が白っぽくかすれたようになります。定期的に葉水をかけ、湿度を上げ、必要なら殺ダニ剤を使います。
- コナカイガラムシ・カイガラムシ: 枝や葉の付け根の白い綿状の塊や茶色い粒が樹を弱らせます。アルコールを含ませた綿棒で取り除き、多い場合はマシン油で防除します。
- 徒長: 光が足りないと枝が間延びし、葉と葉の間隔が広がります。夏はできるだけ日に当て、徒長した枝は春に強く切り戻します。