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An exemplary photo of a Elm bonsai

Elm

3 種類

種類

Ulmus parvifolia Ulmus americana Ulmus minor

アキニレ(中国ニレ、Ulmus parvifolia)は世界で最も人気のある盆栽樹種の一つで、小さな鋸歯のある葉、細かい小枝、灰色・橙色・クリーム色のまだら模様にはがれる樹皮が特徴です。アキニレ盆栽は丈夫で失敗に強く、古い枝からもよく芽吹き、短期間で細かい枝ぶりができるため、初心者に最適な樹種の一つです。

耐寒性のある半常緑の屋外向きの樹木で、暖かい冬には多くの葉を残し、寒い冬には落葉して休眠します。室内盆栽として売られることも多いですが、屋外のほうがはるかによく育ち、室内で管理する場合は最も日当たりのよい窓辺と涼しい冬が必要です。

早わかり Ulmus parvifolia

難易度
初心者向け
置き場所
屋外
日当たり
日なた
水やり
普通
最低温度
-5°C
葉の性質
半常緑

施肥

春から秋まで2週間ごとにバランスのよい液体肥料を与えるか、月に一度、緩効性の有機肥料を置きます。乾いた根を肥料で傷めないよう、必ず先に水やりをします。

屋外で休眠している冬は施肥しません。室内で冬も成長を続けている木には、月に一度薄い肥料を与えてもかまいません。

配置

春から秋までは屋外の日なたに置きます。とても暑い地域では、午前中は日が当たり午後は軽く日陰になる場所が最適です。屋外で育てると、葉が小さく節間の詰まった、枝数の多い木になります。

冬も屋外に置きますが、気温が**-5°C**前後を下回るときは、無加温の温室や物置、フレームなどで根を保護します。長く室内で育てられた木は耐寒性が弱いため、屋外で迎える最初の冬は霜に当てないようにします。室内で管理する場合は、最も日当たりのよい窓辺の涼しい部屋(冬は5〜15°Cが理想)に置き、暖房器具から離します。

剪定

アキニレは成長が旺盛で、生育期間中はいつでも剪定できます。新梢に葉が3〜4枚出たら、1〜2枚を残して切り戻します。

  • 樹形づくりのための太い枝の剪定は、芽が動く前の晩冬から早春に行います。
  • 枯れ枝、交差枝、内向きの枝を取り除きます。
  • 針金かけは春から秋まで可能ですが、枝がすぐに太って食い込みやすいので、こまめに確認します。

ほうき作りのほか、模様木や傘状の樹冠にも向いています。

植え替え

2年に一度、芽が開く直前の早春に植え替えます。古木は3〜5年に一度で十分です。根の整理によく耐えるので、根の量の三分の一程度まで切り詰めてかまいません。

赤玉土に軽石や溶岩石を混ぜたような、水はけのよい盆栽用土を使います。植え替え後はたっぷり水を与え、新しい根が張るまでの数週間は強い日差しと風を避けます。

水やり

表土が少し乾いたらすぐにたっぷり水を与えますが、用土を完全に乾かしてはいけません。毎日確認し、夏は小さな鉢の木なら毎日水やりが必要になることもあります。

冬、とくに葉が落ちている間は水やりを控えます。常に湿りすぎた用土は根腐れの原因になります。また、葉水は水やりの代わりにはなりません。

季節ごとの管理

  • 春: 必要なら芽が開く前に植え替え、樹形づくりのための太い枝を剪定します。新しい葉が開いたら施肥を始めます。
  • 夏: 葉が3〜4枚出た新梢を1〜2枚に切り戻し、暑い日は毎日水やりをします。枝がすぐに太るので、針金は定期的に確認します。
  • 秋: 秋の半ばまで施肥してから止め、成長が鈍るにつれて水やりを減らします。この時期に葉が黄ばみ、一部落葉するのは正常です。
  • 冬: 屋外で休眠させ、-5°C前後を下回るときは根を保護します。室内の木は最も日当たりのよい窓辺の涼しい部屋に置き、水やりを減らします。

よくあるトラブル

アキニレは丈夫な樹種で、トラブルの多くは日照不足か水やりの過不足が原因です。

  • 室内での落葉: 日照不足、暖かく乾いた空気、不規則な水やりが原因です。屋外か、涼しい部屋の最も日当たりのよい窓辺に移せば、再び芽吹きます。
  • アブラムシ・カイガラムシ: 葉のべたつき、新梢の先の縮れ、小枝の小さな茶色い粒が見られます。アブラムシは水で洗い流し、カイガラムシはこすり落として、殺虫石けんやマシン油で防除します。
  • 斑点病: 春や秋の湿った天候で葉に黒っぽい斑点が出ます。病気の葉を取り除き、葉を濡らさないようにして風通しをよくし、広がる場合は殺菌剤を使います。
  • 根腐れ: 用土が常に湿っていると、葉が黄ばみ枝先が枯れ込みます。水はけのよい用土に植え替え、表土が乾き始めてから水を与えます。
  • ニレハムシ・毛虫: 夏の屋外で葉に穴があいたり、葉脈だけを残して食べられたりします。害虫を手で取り除き、葉裏の卵も取り除きます。