肥料
完成に近い木では、新芽が短く締まるように、春に葉が開いてから3〜4週間後まで最初の施肥を待ちます。シラカバは多肥を必要とせず、窒素が多すぎると徒長枝や大きな葉の原因になります。
- 育成中の木:生育期に2週間ごとに、魚粉液肥や海藻エキスなどのバランスのよい有機肥料を与えるか、固形の有機肥料を置きます。
- 仕上がった木:3〜4週間ごとに控えめに与え、葉刈り(部分的な葉の除去)の後は数週間休みます。
- 初秋には施肥をやめ、休眠中の木には決して与えません。
配置
シラカバは一年中屋外の日なたに置き、全体に光が当たるようにときどき鉢を回します。日陰になった内側の枝はすぐに弱って枯れ込みます。
非常に耐寒性がありますが、鉢の中の根は地植えより寒さにさらされます。-10°Cを下回るときは、鉢を地面に埋める、マルチングする、無暖房の物置に入れるなどして根を守ります。猛暑の夏は、午後に軽く日よけをすると葉の縁の葉焼けを防げます。
剪定
シラカバは樹液が上がる時期、つまり冬の終わりから新葉が固まるまでの間に切ると、樹液が大量に流れ出します。太枝の剪定は、傷口が最も早くふさがる夏、新葉が固まってから行います。
- 新梢を5〜6枚まで伸ばしてから、2〜3枚残して切り戻します。
- 太枝を外すときは短い残し枝(コブ)を残します。幹際で切ると幹まで枯れ下がることが多いため、1〜2年後に残し枝を整理します。
- 大きな切り口には癒合剤を塗ります。
樹勢の強い健康な木では、初夏に大きな葉だけ、または葉の3分の2までを取る部分的な葉刈りを行うと、葉が小さくなり枝数が増えます。弱い部分は必ず避け、どの枝にも葉を残してください。
植え替え
若木は2〜3年に1回、古木は3〜5年に1回、芽がふくらんで緑色が見え始める早春に植え替えます。深く休眠している晩冬に植え替えると、枝を失うリスクが高くなります。
- シラカバは強い根切りを嫌うため、根の量の4分の1以上は切らないようにします。
- 赤玉土に軽石と溶岩石を混ぜたもの、または軽石・溶岩石・細かい松の樹皮など、水はけのよい用土を使います。
- 植え替え後はたっぷり水を与え、その後は新しい根が伸びる間、表土が軽く乾いてから水やりします。
水やり
シラカバは葉がある時期は水をよく欲しがり、夏には1日1〜2回の水やりが必要になることがあります。表土が乾き始めたらたっぷり与えますが、常に用土がじめじめした状態は避けます。
根鉢を乾かしきると、すぐに落葉や枝枯れにつながるので注意してください。冬は用土がわずかに湿っている程度に控えます。
季節ごとの管理
- 春: 芽がふくらんだら植え替え、樹液が流れている間は剪定しません。葉が開いて3〜4週間後に施肥を始めます。
- 夏: 毎日1回以上水やりし、日なたで管理して新梢を2〜3枚に切り戻します。太枝の剪定や部分的な葉刈りはこの時期に行います。
- 秋: 黄葉を楽しみ、施肥をやめ、落葉に合わせて水やりを減らします。落ち葉は用土の上から取り除きます。
- 冬: 屋外で休眠させ、-10°Cを下回るときは鉢を保護します。水やりは控えめにし、冬の終わりには樹液が上がり始めるので剪定は避けます。
よくあるトラブル
シラカバのトラブルの多くは、剪定時期の誤りか水切れが原因です。
- 枝枯れ: 幹際での切断、樹液が流れる時期の剪定、強い日陰、根鉢の乾燥で枝が枯れ込みます。剪定は夏に行い、太枝には残し枝をつけ、用土を乾かしきらないようにします。
- 樹液の流出: 冬の終わりから新葉が固まるまでに切ると、何日も樹液が垂れて木が弱ります。大きな剪定は夏まで待ちます。
- アブラムシ: 新梢にべたつく甘露や葉の縮れが見られます。水で洗い流すか、殺虫石けんで駆除します。
- さび病・斑点病: 夏の終わりに葉にオレンジ色の粉や茶色の斑点が出ます。落ち葉を片づけ、風通しをよくし、夕方に葉を濡らさないようにします。
- ハモグリ類・ハバチ類: 葉の内部に茶色い食害跡や、葉の縁の食害が見られます。被害葉を取り除き、幼虫は手で取り除きます。