施肥
肥料は、葉があり生長している間だけ与えます。晩春から晩夏まで、液体肥料を規定の半分の濃度で月に1回ほど施します。
- 秋になり葉が黄色くなり始めたら施肥をやめます。
- 葉のない休眠中の木や、植え替えから1か月以内の木には施肥しません。
- 濃い肥料は肉質の根を傷めやすいので、控えめにします。
配置
バオバブには暖かさと、できるだけ多くの日光が必要です。1日6時間以上の直射日光に当て、夏は屋外の日なたに置くのが理想です。
- 夜間の気温が12°Cを下回る前に室内へ取り込み、夜も安定してそれ以上になってから屋外に戻します。
- 室内では最も日当たりのよい窓辺に置くか、強力な植物育成ライトを補い、冷たいすきま風を避けます。
- 葉を落として休眠中の木には、光よりも暖かさ(理想は15〜20°C)が大切です。
剪定
剪定は、葉があって傷の治りが早い生育期(晩春から真夏)に行います。伸びた新梢を1〜2枚の葉まで切り戻し、樹形を保ちながら枝数を増やします。
細い枝は切り口から枯れ込みやすいので、短い切り残しを付けて切り、乾いてから取り除きます。剪定は控えめにし、葉のない時期の大きな切り込みは避けます。樹形づくりは主にハサミで行い、若い枝は軽く針金をかけられますが、柔らかい樹皮に食い込まないようよく確認します。
植え替え
植え替えは2〜3年に1回、晩春に、気温が上がり新しい葉が出てきた頃に行います。休眠中の木を寒い時期に植え替えてはいけません。
- 軽石、溶岩石、粗い砂などを主体にした、有機質の少ない水はけのよい用土を使います。pHは中性付近(6〜7)で問題ありません。
- 根の量の3分の1程度までにとどめ、切った根は1〜2日乾かしてから水を与えます。
- やや深めの鉢を使うと、太い根が収まり生育が安定します。
水やり
膨らんだ幹に水を蓄えるため、バオバブは乾燥には強い一方、湿った用土ではすぐに根腐れします。たっぷり水を与えたら、用土がほぼ完全に乾くまで次の水やりを待ちます。
- 夏の暑さの中、日なたに置いている場合は、数日ごとの水やりが必要になることもあります。
- 涼しい日や雨の多い時期は、水やりを大きく減らします。
- 冬の休眠中は暖かい場所でほぼ乾かし気味に保ち、根がしおれない程度に数週間に1回少量の水を与えます。
季節ごとの管理
- 春: 気温が上がり新しい葉が出てきたら、少しずつ水やりを再開し、必要なら植え替えます。夜間も安定して12°Cを超えるようになってから屋外に出します。
- 夏: 主な生育期です。日なたと暖かさを確保し、月1回の薄い液肥を与え、用土が乾いたら水やりします。伸びた新梢を切り戻し、骨格づくりの剪定もこの時期に行います。
- 秋: 日が短くなると葉が黄色くなって落ちますが、これは正常です。施肥をやめて水を減らし、気温が12°Cを下回る前に室内へ取り込みます。
- 冬: 葉のない休眠中の木は、理想的には15〜20°Cの暖かい場所でほぼ乾かし気味に管理します。寒さと湿った用土の組み合わせが、バオバブを枯らす最も多い原因です。
よくあるトラブル
バオバブ盆栽のトラブルの多くは、水の与えすぎか暖かさ不足が原因です。
- 幹が柔らかい、しわが寄る、腐る: 特に低温時の水の与えすぎによる根腐れです。鉢から抜いて傷んだ根を切り取り、乾かしてから非常に水はけのよい用土に植え直します。
- 夏に突然葉が落ちる: 多くは冷たいすきま風、光不足、または12°Cを下回る低温が原因です。より暖かく明るい場所に移せば、環境が整うと再び芽吹きます。
- ハダニやコナカイガラムシ: 暖かく乾燥した室内で発生しやすい害虫です。葉の裏や葉の付け根を確認し、葉を洗い流して適切な殺虫石けんやオイル剤で対処します。
- 剪定後の枝の枯れ込み: 細い枝は切り口から枯れ込みやすいです。生育期に剪定し、短い切り残しを付け、一度に多くの枝を切らないようにします。
- ひょろ長く弱い枝: 主に室内での光不足が原因です。1日6時間以上の直射日光か、強力な育成ライトを確保します。